top of page
p0199_l.png

真賢木モモンガ

MYCOEIROINK「真賢木ミロク-黄昏」に付属する​

音源キャラクター「真賢木モモンガ」の詳細設定です。
音源・キャラクターご使用の際この設定を遵守する必要はありません。

※「真賢木ミロクー黄昏」の音声を使う際は真賢木ミロク、真賢木モモンガどちらのキャラに使用しても問題ありません。

性別:お化け(外見は真賢木をトレースしているため男性)
年齢:不明(肉体は以下略)
職業:お化け
好きなもの:子供(悪い子)、イタズラ、怖がらせること
嫌いなもの:良い子、大人、信仰心/信念、「可愛い」と言われること

真賢木ミロクの式神の一体。
その正体は怪異“お化け”。
海外ではボガート、ブギーマンなどと呼ばれる、人の恐怖を反映する実態のない怪異。
かつて真賢木の前に現れ、彼を恐怖に陥れようと企んだが、調伏され彼の式神となった。
悪い子を攫い、良い子に恐怖を植え付ける怪異であるため本性は邪悪だが、依代のぬいぐるみに封印され首輪型の呪符をつけられたため真賢木には逆らえない。
いつか真賢木の寝首をかき自由になろうと企んでいるがなかなか成功しない。
真賢木の命令で彼を「お兄ちゃん」と呼ばされている。

出身地:なし(人の深層心理に偏在している)
一人称:オレっち、オレ、モモンガちゃん
二人称:オマエ
尊称:ちゃん付けが多い。
全体的に「~~だぜ」子供っぽい言葉遣い。基本的には下の名前にちゃん付けをする。
とうびょうさんにだけは怪異としてリスペクト(神性を感じて畏怖)しているのか「姐御」「姐さん」と呼んだりする。

彼の外見が真賢木そっくりなのは、真賢木の恐怖が反映された結果である。
彼には本来固有の姿はなく、“お化け”の特性として『対象』の『怖いもの』の姿が外見に反映される。
真賢木の恐怖の対象は自分自身──そして、本来生まれてくるはずだった実の弟妹だった。
真賢木の両親は真賢木の子供離れした賢さや言動を持て余し、教団の幹部らに相談した結果、新たに子供をもうけることにした。考えなしの両親が、自分を育児放棄するだけに飽き足らずさらに子供を作ることに真賢木は疑問を抱いたものの、それを怒ったり咎める感情はなかった。真賢木はどこまでも両親を受け入れ、同時に見放していた。
教団内の火災事故によって両親が妊娠中の子供もろとも死んでも、真賢木の心を動かすことは決してなかった。しかし、そのことに気づいたことで真賢木の心に不安が芽生えた。
両親の勝手な行動、両親の死、そして生まれてくるはずだった弟妹の死に何も感じない自分は、本来あるべき情を持ち得ない、人間と呼ぶにはおぞましい存在なのではないか、と。
怪異“お化け”はそんな真賢木の「弟妹が生きて育っていたらこうなるのではないか」「自分こそが恐ろしい怪物ではないか」という深層心理によって彼そっくりの姿に変貌し真賢木を責め立てた。
怪異を調伏し無力化した後も、真賢木の心から不安が消えることはなく、ならばその不安を忘れず自分を戒めなければならない──そう結論付け、真賢木は“お化け”に式神としての名前を付け、彼をそばに置くことにした。
人間としての不安を忘れ、本当の怪物に成り果ててしまわぬように。

お化け:
全世界、あるいは全ての人間の深層心理に根差して偏在する実態のない怪異。
その正体は「不安/恐怖」。何も知らない子供でも、常識をわきまえた大人でも無条件に暗闇を怖がり、そこに居る“何か”を幻視してしまう、という現象から発生している。
個々人によって恐怖の対象は異なるため、本来の“お化け”に決まった姿はないが、現在は真賢木によりぬいぐるみに縛り付けられ、真賢木の姿を模したままになっている。
対象の恐怖心により姿・性質が変容し、相手が怖がれば怖がるほどその力は強大かつ凶悪になる。対象が恐怖で発狂するか、対象を食べる、攫う、殺すなどするまで消えることはない。
ただし、あくまで「怖がられたら」の話である。たとえば対象が恐怖心を制御する技術や神仏に対する強い信仰心を持っていると、どれだけ怖がらせても意味をなさない。『お化けは怖くない』『お化けはどこにも存在しない』あるいは『お化けは神/仏が成敗してくれる』という心理によってどんどん弱体化してしまう。ぬいぐるみに封印されているのも、可愛らしい姿にしてしまえば誰にも怖がられないからである。
つまり真賢木がなんらかの理由で制御を外さない限りは基本的に無害な状態になっている。
“モモンガ”という名前はお化けの通称の一つ「ももんがあ」「ももんぐゎ」から来ている。

「オレっちのことが気になるのか? オマエ、悪い子だなあ?」

「オレはいつだってオマエの近くに居るんだぜ? 悪い子を暗闇に連れて行くのがオレの役目だからなあ?」

©2021 by ひとはしら。Wix.com で作成されました。

bottom of page