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​兄口誘太郎 詳細設定

音源キャラクター兄口誘太郎の詳細設定です。
あくまで当サイト内文章創作にのみ適用されるものであり、

音源・キャラクターご使用の際この設定を遵守する必要はありません。

出身地:瀬戸内海の某島
現住所:都内某市
一人称:対人では「僕」
    モノローグ、素では「私」
二人称:君、貴方
尊称:対人では基本的にくん、さんづけ
モノローグでは『霧栄青年』『選恵嬢』『チハヤ刀自』などなんらかの敬称をつける。
誰に対しても敬語で話す。きっちりした丁寧語ではなく、フランクさの残るですます調。
「〜ですねえ」「〜だなあ」と語尾を伸ばす感嘆符をよく使う。

穏やかでのんびりしたオタク気質の青年…として振る舞っている。
実際は冷淡で冷酷な人間であることを自覚し、意識的に人との関わりを避ける。
幽霊や妖怪など怪異が見え、さらに他の霊能者よりも強い感受性を持つゆえ、他の人間との価値観の相違に絶望している。霊感を隠し、怪異など存在しないと主張して生きていくのに疲弊し、怪異が存在する異界に惹かれる。
そのため人間よりも怪異に親近感を持ち、命知らずなほど軽率に怪異に近付くことがある。
民俗学を研究する動機は「人間の世界を理解するため」と「異界へ行く方法を探し、実践するため」である。
息をするように嘘をつく。
なお、民俗学オタクは素なので一度喋りだすと延々と話し続け、止められない限り自分の世界に入りっぱなしとなる。
好物は酒。浴びるように飲むため大学時代の友人からは「オロチ」と呼ばれている。
よく常軌を逸したドジを見せるのは右目の視界が悪いせいと、霊感で“この世ならざるもの”を感知してしまうせいで注意力が散漫になるためである。
好きな作家は京極夏彦と三津田信三。最推し小説は「巷説百物語」。
大学生の時モテすぎて死にかけたことがあるため髪型や服装をあえてダサくしているが、拝霧栄に「服装がおじいちゃんみたい」と言われてショックを受けたことがある。
よく身につけるループタイのブローチ部分は魔除けの符。

 

霊媒体質:
彼の生家は代々霊能者、いわゆる「呪術師」や「拝み屋」と呼ばれるような生業をしている。
彼はその家系における「霊媒/憑座」の性質を色濃く受け継ぎ、一族の中でも人一倍怪異に感応しやすい体質だった。
幼い頃、一族がかつて祓い封印していた憑き物を誤って解き放ち、彼の性質を好んだその憑き物に取り憑かれた。彼の右目はその際憑き物に喰われたため、右目の視力をほとんど喪失している。
霊媒体質の強さと危険な“憑き物持ち”になったことを問題視した兄口家は彼を霊能者としての道を歩ませないよう、魔除けの符を持たせて一般人として暮らす分家に預けた。
そのため霊能者としての能力は霊視・霊感以外はないが、憑き物の影響と持って生まれた才能により簡易的な呪術を行使することができる。

 

憑き物:
彼の体内に巣食う怪異。蛇の形を取る呪詛。
彼はこれを『とうびょうさん』と呼んでいる。
憑依者としてこの上ない彼の体質を好み、また彼がついつい惹き寄せてしまう呪詛や怪異を喰らい呪いを強めるために彼を憑座にしている。
彼が特定の誰かを呪う際『とうびょうさん』を呼び出す。呪いは対象に「全身を締め付けられるような痛み」として発現する。
また、彼が負傷したときの治癒能力を向上させているが、代償としてしばらくその部位に蛇の鱗状の痣が浮き出る。
ちなみに右目のことは「幼少期に事故に遭い、その際に怪我をして変色した」と周囲に説明している。

 


年表:

・出生
瀬戸内海某島で暮らす兄口家本家長男として生まれる。
・五歳ごろ
兄口家の管理する蔵から「とうびょうさん」を封じた壺を発見、誤って解き放ち取り憑かれる。
事態を重く見た一族の判断により関東地方の分家に預けられる。
・小学生

真賢木ミロクと出会う。
民俗学の師に出会う。自分と他人の差異に悩んでいたときに“異界”という概念を教わり、ある程度折り合いをつけられるようになる。
・中学生
師と死別。真賢木ミロクと再会。
・高校生
民俗学研究を始める。全国各地を旅し、信仰や風習から“異界”を探ろうとする。
芯張村で籠目選恵、燈籠様に出会う。
・大学生
人文学部に入学。オカルト研究会に所属。
重渕小袖と出会う。恋人関係に。
恋愛観に悩んだ末最終的に八人の老若男女と同時交際をし、全身を刺されて死にかける。
オカ研を実質的に潰してしまったことや大学教授達との関係が悪化したため、博士にならず個人で研究をすることに。
・〜現在
今までの体験をもとにしたホラー小説を気まぐれに出版社に送ったところ、認められて小説家デビューする。
小説での印税とWEBメディアでのライター業などで日銭を稼ぎながら全国各地を旅している。
研究兼ライター業のネタ探しでネットの都市伝説を探すうち、芯張村が心霊スポットとして話題になっているのを知る。かつて籠目選恵と交わした約束を思い出し、芯張村について取材し始める。
友人の重渕から拝霧栄を紹介される。

 


「神様は信じない主義なんです。あいにく、“そういうモノ”を見たことがないので」

「本来この世にありえざるモノを見、聞き、認識してしまう私は、はたして『この世界を生きている』といえるのだろうか?」

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