籠目エリエ 詳細設定
音源キャラクター籠目エリエの詳細設定です。
あくまで当サイト内文章創作にのみ適用されるものであり、
音源・キャラクターご使用の際この設定を遵守する必要はありません。
出身地:中部地方某県常那郡芯張村
現在行方不明(死亡)
一人称:わたし
二人称:きみ、○○くん、さん
「〜〜だよ」「〜〜なんだ」とやや中性寄りな少女っぽい口調。
霧栄に対してはお姉さん風、兄口に対してはより女の子らしく。
村で誰よりも愛される少女、として扱われていた。
籠目家長女として生まれた彼女は霧栄が生まれるまでは次期燈籠様候補として、彼が生まれて以降は“籠目の巫女”として育てられた。
「大事なお役目を持った巫女姫さま」として丁重に扱われる日々に重荷と疑問を感じ、祖母の目を盗んで村や燈籠様について調べ始める。そして歪んだ村の有り様や、いずれ霧栄と自分の身に起こるであろう惨劇を知る。
霧栄を村から脱出させるため秘密で山を降りさせる練習や、村人が教えようとしない知識を教える。
そしてXデーとなる“御嫁取り”の日の前夜に霧栄とともに村を脱出するつもりだったが…。
良い子であれ、と育てられ、お淑やかな振る舞いをする癖が身についていたが、本来は平凡な少女。流行のファッションやアイドルを追ったり、友達とスイーツを食べ歩きするような俗っぽい生活に憧れていた。
ある日村を訪れた兄口との出会いは、そんな彼女の憧れを加速させると同時に、村からの逃亡を手助けしてくれる救世主の到来のように思われた。
首尾よく仲良くなり、村の異常性を仄めかしながら“御嫁取り”の前夜までに助けに来るように約束させたが、台風の襲来により彼の交通手段がなくなり、計画は破綻。
兄口が助けに来てくれる奇跡を夢見ながら、また霧栄に過酷な運命を強いてしまったことを悔いながら、彼女の意識は途絶えた。
籠目の巫女:
燈籠様の補佐、世話をする人々。
元は御神池の底にいる“神”の“御嫁”として沈められた“籠女”だったが、燈籠様の制度が出来てからは彼/彼女の補佐、“御嫁”(燈籠様が女の場合は籠目家の男子が“御婿”として選ばれる)が主な役割となった。
“御嫁”は村の誰より気立てが良く、愛され、大切に扱われた娘が相応しいとされる。
選恵が燈籠様候補から外された時点で彼女が“御嫁”に選ばれるのはほぼ必然だった。
“御嫁取り”の日付に明確な決まりはないが、本来は燈籠様が成人を迎える年の夏に執り行われる。
幽霊“籠目エリエ”:
旧芯張村の社跡地で兄口が発見した選恵の遺品と思しき着物の切れ端を手にしたときから観測されるようになった。兄口がそのまま遺品を持ち帰ったためか、それ以来常に彼の周辺に出没している。
全身血まみれかつ傷だらけの状態で、何もせず、語らずに兄口のことをじっと見つめている。
霊感のある兄口にのみにしか観測されない。
兄口自身はこれを「かつて籠目選恵に関わり、彼女を助けられなかった後悔から引き起こされた幻覚・妄想」と解釈している。
事実上女子高生と同居していることになるが、兄口の部屋には常に彼に憑いてきた悪霊魔性の類がたむろしているため特にドキドキすることはない。
彼の住むアパートの隣の墓地から現れた白ワンピースの女性霊と三日三晩の縄張り争いの後、見事勝ち抜き正妻(?)の地位を得た。
年表:
・出生
常那郡芯張村にて籠目家長女として生まれる。
当時の燈籠様が既に高齢だったため、次期燈籠様候補となる。
・五歳ごろ
霧栄誕生。燈籠様候補から外される。
巫女としての教育が始まる。
・小学生
村内の分校に通う。
自分が周りの子供とは扱われ方が違うことにだんだん気づき始める。
・中学生
「村外の学校に通いたい」というわがままが通り、村の大人による送迎のもと郡外の私立女子校に入学。
村外の同年代の友人と接することで村の異常性を改めて認識。
籠目家の蔵から燈籠様に関わる文書を見つけ、近い未来自分と霧栄に訪れる未来を知る。
霧栄を唆し、村からの脱出計画を図り始める。
・高校生
兄口誘太郎と出会う。
御嫁取りの日、燈籠様の■■として■■られ■■する。
「此処じゃない何処かに行ければ、どこだっていいのにね」
「赦さない」