反魂くん

青白い顔で陰鬱とした印象の物静かな少年。
とある廃寺から発見された即身仏の失敗作である白骨死体から

反魂の術によって蘇った生ける屍。
怪異を収容・研究する機関に捕らえられていたが、

ある術者に保護されたことにより彼を“兄”と慕うようになった。
オーバーサイズのカーディガンは“兄”にもらったおさがり。
生前は衆生済度を祈る僧侶だったが、現在は“兄”の手伝いとして

地縛霊など成仏できない幽霊を成仏させたり、

自分と同様の蘇った死人達を保護する活動をしている。
幽霊を成仏させる能力があるため、

彼の周りには救いを求めて彷徨う人魂が漂っている。
反魂の術の性質上、生前の名前を名乗れないため、

やむをえず他人に名乗るときは

「西行魄（さいぎょう-はく）」という偽名を使う。
「オサキサマ」とは血のつながらない兄妹として暮らしている。