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​燈籠様・拝キリエ 詳細設定

音源キャラクター燈籠様・拝キリエの詳細設定です。
あくまで当サイト内文章創作にのみ適用されるものであり、

音源・キャラクターご使用の際この設定を遵守する必要はありません。

出身地:中部地方某県常那郡芯張村
現住所:都内某区
一人称:ぼく
二人称:きみ、年上には名前にさんづけ
「〜だよ」「〜なんだ」とやや子供っぽい口調。敬語は基本使わない。
年齢のわりに幼さの残る話し方をする。

芯張村で“神”として扱われていた少年。
現在はベイビーフェイスと歌唱力で人気のボーカリスト配信者として活動する大学生。
裏表のない性格で良く言えば無邪気、悪く言えば無神経。配慮を欠いた発言をしてたびたび炎上してファンをヒヤヒヤさせることも少なくない。
歌や配信でファンを得、ゆくゆくは世界的に人気のある“神”アーティストとなるべく活動中。
「前みたいにたくさんの人の夢を叶える神さまになりたい」とよく話す。
十年前までは“燈籠様”として信仰対象にされていたが、水害により村が消滅して以降は遠縁の親戚に引き取られる。
燈籠様時代はほとんど学校に通っておらず、周りからもあくまで神として扱われていたため、世間の常識に疎いまま育ってしまった。特に食事マナーには自信がないため、配信で食事するときは箸やフォークなどの食器を使いたがらない。
体内に“蟲”がいるため、何をしていてもすぐ空腹になる超高燃費体質。食べる量も常人の数倍以上。食べることは好きだが、肉料理にトラウマがあり肉類は一切食べない。
芯張村がどういう場所であったか、自分の受けていた扱いが世間的にはどういうものだったか内心では薄々気づいているが、「優しくしてくれた」村人達を憎みたくないためあえて考えないように過ごしている。特に十年前の水害やそれに近い出来事については無意識に記憶を閉ざし思い出したがらない。
ただし、“神”として兄口に「芯張村のことを話す」と契約してしたため、契約の履行のため時にトラウマのフラッシュバックに襲われながら過去のことを思い出すことになる。
いつも着ている和服は趣味。ずっと和装で過ごしたため洋服を着るのに抵抗がある。服につけているブローチ類は籠目選恵から貰ったもの。
自分のことをなかなか可愛い顔だと自覚しており、大抵のことは可愛さに免じてもらえると思っている。

 

燈籠様:
芯張村の信仰対象として扱われる人間。現人神、あるいは神の依代とされる。
あくまで神は御神池の底にいるモノだが、燈籠様は“お水還り”の儀式によって神の一部をその身に宿している。
捧げられたものを喰らい、その対価として願いを叶える。一度契約を交わしたら“蟲”や燈籠様自身にもその願いを拒否することはできない。
彼は一歳頃当時の燈籠様と籠目家の権力者によって次代として選ばれ、それ以来生家から拝家に養子縁組され籠目チハヤにより育てられる。八歳頃燈籠様に代替わり、水害が起こる十一歳頃まで燈籠様を務めた。
「燈籠」は当て字とされ、元来は「蟷螂」の字が用いられていたという。また一説には、燈籠様への祈りのために村人が社へ灯りを持ち寄って集まることで、昼夜問わず輝く社を灯籠に例えられたことからとも。
巫女・神職の一族の籠目家の「籠」の字も燈籠様に由来するとされる。
その名の通り、カマキリは神の化身とされるため昆虫食が盛んな芯張村においてもカマキリだけは食べてはならないとされている。

 

“蟲”:
“おがみさま”、“おのかみさま”、“おがみむし”などと呼ばれるモノ。黒い条状の蟲のような形状で群体。異界の存在。
燈籠様の体内にいるモノは端末。本体は御神池の水底に潜む。体内の複数体を体外に出して眷属として使役することができ、彼はこれを『にゅるにゅるくん』と呼んでいる。
数世紀前に戦に負け小埜賀美山に落ち延びてきた武者の一族が出会い、繁栄と安寧を対価に契約を交わしたのが始まりとされる。
初めは巫女を数十年に一度池に沈めることで願いを叶えていたが、ある時沈めた巫女が神力を伴って上がってきた。“それ”を胎内に受け入れ同一化した巫女は思うままに神力を振るい、神の化身、あるいは代理者として振る舞った。巫女の一族が現在の籠目家であり、籠目家が燈籠様となる人物を選定、育成し、またそれをサポートする巫女、神官の役割を務めるようになった。
なお、小埜賀美山には人喰いの妖怪が出没するという伝承もあり、それもまた“おがみむし”と呼ばれている。

 


年表:

・出生
常那郡芯張村で■■家長男として生まれる。
・一歳ごろ
当時の燈籠様、巫女達によって次期燈籠様に選定。■■家から籠目チハヤに引き取られ、姓を拝に改める。
襲名までは他の子供と同様に過ごすことが許される。
・八歳ごろ
燈籠様襲名。同時期に先代燈籠様が逝去する。
住居を社に移され、現人神としての生活が始まる。
・十一歳ごろ
燈籠様の成人の儀として“御嫁取り”が行われる。
芯張村村民ほぼ全員が死亡・行方不明となる。台風の襲来による土砂崩れ、水害によるものされる。
一人だけ生き残り、山の麓まで降りてきたところを通りがかった市民に発見、保護される。
遠縁の親戚に引き取られ、一年の療養ののち小学校に復学する。
・中学生
村でチヤホヤされていた経験から人間関係が上手くいかず四苦八苦する。
たまたまクラスで流行っていた「歌ってみた」や「ゲーム実況者」からネット配信活動のことを知り、「ワンチャンあるのでは?ぼく神さまだし」と挑戦。
なんやかんやでじわじわ人気が伸びる。
・高校生
配信活動が軌道に乗り、そのままネット発の歌手として生きていこうとするが育ての親の親戚から「せめて大学は行ってくれ」と懇願される。
顔が良いため女子にモテるようになるがなかなか恋愛がうまくいかず失敗する。
・大学入学〜現在
ネット活動に役立ちそうな社会学部に進学。
YouTuber事務所に所属し本格的に配信者として活動する。
芯張村についても真剣に考えるようになり、配信活動で稼いだ金で芯張村を復興したり燈籠様としての活動の再会を視野に入れ始める。
事務所の先輩の友人の重渕から「芯張村について調べている研究者がいる」と兄口を紹介される。

 

「やっぱりぼくは、みんなが幸せで笑っててくれるのが一番良いなって思うんだ」

 

「必要とされるって、ちょっとだけ疲れるねえ」
 

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